FXにおける損切りとは、損失を抱えている状態で保有している通貨を決済することを言います。

損切りはレバレッジを効かせたFX取引においては重要なトレード手法であり必ずマスターしておく必要があります。

 

損切りが早ければ損失を小さくすることができますが、タイミングが分からない方も多いのではないでしょうか。

損切りがなぜ重要なのか、また損切りのやり方や適切なタイミングについて解説していきます。

 

損切りが重要な理由

 

損切りが重要な理由は、資金を守るためです。

FX投資はお金を増やすことが目的なので、損失が発生することはできるだけ避けたいところです。

 

しかし相場が自分の予想と反対に動くこともあります。

そのような場合に根拠のない期待から損切りに踏み切れなかったり、「資金が減ってしまう」という恐怖から冷静な判断ができなかったりすると、かえって損失が膨らんでしまいます。

 

また大きな損失を出すと取り返すのも容易ではありません。

損失を計上する前のような精神状態ではありませんし、高い利益率を達成するのも難しくなります。

そこで、損失をどこで抑えて、あるいは損失をどこまで許して次のトレードに移行するのかを事前に決めておくことが大切です。

 

損切りのやり方は、エントリーと同時にストップ注文(逆指値注文)やOCO注文を使う方法があります。

ストップ注文とは、あらかじめ設定した水準で自動的に損切りが行われる注文方法です。

OCO注文とは、利益確定とストップロスの注文を同時に出せる注文方法です。

どちらかが約定したら、もう一方をキャンセルするというものです。

これらの注文方法を使えば、感情的になってもルール通りに損切りすることができます。

 

損切りのタイミング

 

損切りのタイミングは、自分の取引スタイルや資金量に合わせて決める必要があります。一般的には、以下のような基準があります。

 

(1)資金量

1回のトレードで証拠金の1%~2%程度以内の損失額に設定する。


(2)トレード手法

取引期間や利食い幅に応じて損切り幅を決める。

例えばスキャルピングなら数pips、デイトレードなら30pips~50pips程度。

 

(3)チャート分析

サポートラインやレジスタンスラインなどのテクニカル指標を参考にする。

買いポジションならサポートラインの少し下、売りポジションならレジスタンスラインの少し上に設定する。

 

FXにおける損切りはリスク管理のために必要なスキルです。

損切りのルールを決めて徹底することで、資金を守りながら利益を狙うことができます。

 

まとめ

 

FXで成果を挙げれている人たちの共通点として、負け方が上手いという特徴があります。

それは言うまでもなく損切りなんですね。

損失が膨らむ前に機械的に見切りをつけて、傷を浅くすることができれば、トータルでは結果的に大きく稼げていたりするわけです。

上記で例示したように、あなたなりのルールを決めてぜひ実践してみて下さい。

 

 

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